分散してしまった株式を再集中させる為には、次のような方法があります。
1.後継者自身が他の株主から株式を買い取る。
買取資金は、政策金融公庫などの政府系金融機関から低利で融資を受けることが可能です。デメリットは、経営承継円滑化法の金融支援措置として、経済産業大臣の認定を受けなければなりません。
2.会社が他の株主から株式を買い取る。
買取資金は、1.と同じく低利融資の対象ですが、株主総会で3分の2以上の賛成を必要とします。
3.会社が新株を発行して後継者だけに割り当てる。
資金はかかりませんが、株主総会で3分の2以上の賛成を必要とします。
というわけで、一度分散してしまうと、かなり面倒なため、事前に分散を防止する対策が必要です。
事業承継
後継者のための経営権集中方法
分散してしまった株式の集め方
信長も尾張統一には苦労しました